紅茶

俳優の宮舘涼太氏が表紙を飾る雑誌『Hanako(ハナコ)』に和紅茶が紹介されました!

Snow Manのメンバーで俳優の宮舘涼太氏が表紙を飾る雑誌『Hanako』に和紅茶が紹介されました!

マガジンハウスが発行する1989年発行開始、2022年で28周年を迎える、働く女性に”おいしい”情報をお届けする雑誌『Hanako』に「新しいニッポンのお茶」と題して、和紅茶が紹介されました。

参照:Instagram(hanako_magazine

縁結びの街「出雲」のお茶屋・茶三代一(ちゃさんだい)です。今回は国産の紅茶「和紅茶」についてご紹介したいと思います。
雑誌『Hanako』で和紅茶が紹介されたこともあり、当店で取り扱っている和紅茶もたくさんのご注文をいただいております!
みなさんも和紅茶を飲みながら秋の夜長を楽しんでみてはいかがですか?

なぜ今、和紅茶が注目されるのか

現在、日本で紅茶と言えばインド・スリランカ・中国産の紅茶が有名ですが、日本でも古くから紅茶の生産は行われており、少なくとも明治初期には約3トンの紅茶を輸出していたという記録があります。

さらに昭和の終戦後には生産量が8,000トンを超え、5,000トンは海外に輸出されていたと言われています。

しかしその後、紅茶の輸入自由化に伴い和紅茶は海外産の紅茶に押されて生産量は激減します。ですが、元々日本は紅茶と起源を同じくする緑茶の生産が盛んな国。

品種や栽培の工夫や様々な営業努力によって、近年再び和紅茶が注目を集めるようになったのです。

お茶の専門会社が教える和紅茶のQ&A

和紅茶とは?

「和紅茶」とは日本国内で栽培・加工された紅茶のことを指し、別名「国産紅茶」「地紅茶」という呼ばれ方をすることもあります。

現在では日本の各地で和紅茶が栽培されており、その風土によって個性も様々ですが、全体としては海外産の紅茶に比べるとまろやかでほんのりとした甘みがあり、スッキリと飲みやすい風味が和紅茶の主な特徴とされています。

和紅茶と海外産の紅茶の違いは

同じ紅茶ならば、海外でも日本でもどこで育てても同じ紅茶ができるのではないか?と考えてしまうものですが、和紅茶と海外紅茶の最大の違いは、四季が豊かな日本の風土で作られたことで、渋みが少なく出来上がるということにあります。

日本の四季折々の自然に育立てられることで、和紅茶は全体的に繊細に仕上がることが多く、香りが甘いと言われています。

このため、和紅茶には”インパクトがない”ことが一番の特徴とも言われており、食事やデザートを楽しむ時に和紅茶そのものが主張することない為、食事にも合わせやすい香りと味です。

ただし、和紅茶に使用される茶葉の品種や製茶方法によって味わいが異なる為、ここで紹介した特徴だけとは限りません。

和紅茶の主な生産地は?

  • 1位:静岡県
  • 2位:鹿児島県

日本のお茶の有名生産地と言えば静岡県ですが、和紅茶の生産地も静岡県が生産量国内1位を誇ります。

一面に広がる茶畑や茶園というイメージが強い静岡県ですが、近年では同じお茶のカテゴリーに属している紅茶の生産にも力を入れています。

そして、静岡県に次ぐ和紅茶の国内生産量第2位は、和紅茶発祥の地と言われている鹿児島県です。

また、静岡県や鹿児島県のように国内生産量の上位争いに登場することがない県も「ご当地紅茶」として、それぞれの土地に合わせて生産された紅茶を発売している地域が増えています。これからさらに増えるものと考えられており、日常の中に和紅茶が親しみのあるものとして広がりを見せる機会が増えるのかもしれません。

和紅茶の味の特徴は?

海外紅茶に比べると、クセや渋みが少なく優しい飲み心地のものが多いのが和紅茶の特徴です。海外紅茶の多くは、そこにカップがあるだけで香りが全体に広がるよう紅茶が多いのに対し、和紅茶にはこれがほとんどありません。

また、海外紅茶は味や苦味を生かすために、砂糖やミルクを入れて楽しむ場合が多いものですが、和紅茶は紅茶そのものでも十分楽しむことができます。

このため、場面や一緒に楽しみたい料理やデザートによって、和紅茶と海外紅茶を楽しむことで、紅茶を楽しむ選択肢を広げることができます。

和紅茶のカロリーは?

和紅茶も他の紅茶と同様に、和紅茶自体にカロリーはほとんど含まれていません。

まったくのゼロではありませんが、食品表示法では100kgあたり5kcal未満のものはノンカロリー、カロリーゼロと表示できることとなっているため、和紅茶もこの定義に当てはめることができます。

ただし、飲みやすくするために砂糖を加えたり、ミルクティーのように乳製品を加えた場合にはその分だけカロリーが加算されることには注意が必要です。

何も加えなくても優しい甘みによって飲みやすいのも和紅茶の特徴であるため、カロリーを意識する人はそのままの風味で楽しんでみることを意識するといいでしょう。

和紅茶の効能は?

和紅茶には主にカフェイン・タンニン(カテキン、紅茶ポリフェノール)・アミノ酸(テアニン)・ビタミンA,B,E,P等の成分が含まれています。

紅茶ポリフェノールには活性酸素を抑制する抗酸化作用があるため、アンチエイジングの効果が見込まれ、美肌効果や癌・動脈硬化の抑制、生活習慣病の予防などが期待できます。

またテアニンは筋肉を弛緩させ血行を良くする作用があるのでリラックスやストレス解消などの効果があり、カフェインには疲労回復と、脳を覚醒させて集中力を高める効果があるといわれています。

そしてカテキンには抗菌・殺菌の作用があることから近年注目度の高いインフルエンザや風邪などの予防に役立ち、仮にウィルスに感染してしまった場合でもその増殖を抑制する効果が認められています。

カテキンには他にも脂肪吸収を抑制する働きがあり、ダイエットにも効き目があるといわれています。

また紅茶の茶葉には吸臭作用があるので、紅茶を入れた後の茶殻を容器に入れておけば、お部屋の消臭剤として再利用することも出来ます。

和紅茶を飲むデメリットは?

先に挙げたような和紅茶の効能は、そこに含まれる成分による生理的作用によって起こるものなので、効果があるからと言って摂取しすぎてしまえば、逆にリスクも生まれてきます。

特によく言われるのがカフェインの過剰摂取による弊害で、覚醒作用のあるカフェインを多く摂りすぎると興奮状態となり、夜の寝つきが悪くなってしまうなどのデメリットがあります。

またカフェインは中毒性があることも知られており、多く摂りすぎると頭痛や吐き気などの中毒症状が起きる可能性もあります。

他にもカフェインの利尿作用によって肌が乾燥しやすくなるといった点にも注意が必要です。

そしてタンニンには鉄分の吸収を妨げる作用もあり、これも過剰に摂取すると貧血を引き起こす恐れがあります。

また和紅茶に含まれるシュウ酸には尿路結石や腎不全を引き起こす可能性が指摘されているため、腎臓に不安を抱えている方にはあまりおすすめすることはできません。

ただし、これらはどれも過剰な摂取によって考えうる可能性の問題であるため、常識的な量であればそこまで心配する必要はありません。

あくまで、あまりに多く飲みすぎるとこうした弊害が起こりうるかもしれない。といったことを頭の隅に入れておくのが良いでしょう。

和紅茶を通して、お茶をもっと楽しもう!

お茶の名産地である日本。そして、近年注目を集めている和紅茶。優しい味わいと共にこれを期に紅茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。
当店では地元島根県で有機栽培された紅茶を販売しております。やぶきた品種を使用しているので、やさしい甘さとすっきりとした味わいが特徴です。しょうがや、くろもじをブレンドした商品もございますので、ぜひ手に取ってみてくださいね。

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